2015年3月7日土曜日

ステムベアリング交換

あまりメンテナンスは記事にしていませんが、メインの仕事はもちろん整備です。
ステアリングステム、つまりハンドルの軸には軸受としてベアリングが使われていますが、使用の過程で消耗していきます。

消耗するとハンドルがスムーズに切れなくなり、ハンドリングが悪化します。消耗したまま使い続けるとベアリングが破損してハンドルが切れなくなるなど事故につながり危険です。



今回はWR250Xです。ホンダ以外でもメンテしますよ。


まずはフォークを外します。

ヘッドライトなど周辺部品も取り外し。

外したステムとベアリング。汚れ・サビ・摩耗が見られます。

古いベアリングを取り外し、再使用するパーツはきれいに洗浄します。
車体側にも打ち込まれているので交換します。

新品を組み付けます。グリスアップは重要です。

元通りに組み立てて完成!
オーナー様はまったく気が付かなかったとおっしゃっていましたが、修理後はハンドルのスムーズさに驚かれていました。

こういった部位は徐々に悪化しますので、毎日乗っているとなかなか気が付かないものです。
この記事を見たことを機会に点検してみてはいかがでしょうか?